夢の叶え方を、夢を叶えた人から学んでみた。あと、少し鬼滅の刃の話も。

職業柄、

私は学生の子と

接する機会が多いです。

 

というか、

本業が大学図書館勤務なので、

大半が学生相手のお仕事なんです。

 

今日は学生がらみで

ちょっと嬉しいことがありました。

 

もう卒業した学生のことなんですが、

その学生さんが

文学賞を取ったんです。

 

その学生は在学中に

よく図書館に来ていました。

 

小説の書き方などの本を

たくさん借りていくので

「文章を書くのが好きなのかな」

と思っていましたが、

まさか賞を取るとは・・・。

 

その子が卒業以来、

図書館へ一冊の本を携えて

ひさしぶりに来てくれました。

 

その本は、

自身の単行本デビュー作。

 

自らのデビュー作を

母校の図書館へ

寄贈しにきたんですね。

 

賞を取るだけでも凄いのに、

デビューまでするんだから

驚きも2倍ですよ。

 

その子は小学生の頃、

小説家を目指す事に決めたそうです。

 

それからその子は

創作活動に打ち込むことになるんですが、

 

その子の凄いところは

学業の手を抜かなかったところです。

 

実際、

大学の成績上位者しかなれない

特待生にも選ばれていました。

 

きっと

「小説ばっかり書いて・・・」

と言われたくなかったのでしょう。

 

芸術分野は

本人がどれだけ本気でも

周囲からはどうしても

趣味の延長線上に

受け取られてしまいがちですからね。

 

けど、その子は

好きな小説を書くために、

後ろ指を刺されたくない

という想いだけで

勉強を頑張ったわけではありませんでした。

 

小説家になると決めた時から

 

「遊びや勉強、全ての経験を小説に繋げる!」

 

との強い想いで

創作活動をしてきたのです。

 

その想いは

決して口先だけではなく

大学の特待生になったのは

先に書いた通りです。

 

こう書くと

本人の努力もあっただろうけど、

やっぱり地頭が良いから

勉強と創作の両立ができたんだろうな。

と思ってしまいがちですよね。

 

その子に文才があったから

小説家になれた。

 

頭が良かったから

小説を上手く書けた。

 

そういう側面は

確かにあるでしょう。

 

芸術ってやっぱり才能も必要ですから。

 

でも、

生まれ持った才能以上に、

情熱を持ち続けて

行動し続けた事が

なにより凄い。

 

そして、

それこそが

小説家になれた

最大要因だと思います。

 

その子は

自分が経験すること全てを

小説家になるための糧にしようと決めて、

実際にそうやって生きてきたのです。

 

朝起きて

夜寝るまで。

 

身に起きたこと

感じたことの全てを

小説を書くための学びとする。

 

そんな生活を

毎日毎日、

365日、

何年も弛まず続けていたら、

文筆家として成長しないわけが

ないじゃないですか。

 

人間誰しもが夢を持っていると思うし、

一度は夢を追いかけた時もあると思います。

 

でも、日々の生活全てを

その夢に繋げて生きていくことが

できている人はどれだけいるのかなぁ。

 

私は学生の頃、

漫画家になるのが夢でした。

 

ですが、

私は漫画は漫画。

勉強は勉強。

遊びは遊び。

と別々に捉えていました。

 

もちろん、

私は漫画家になることもなく

今に至ります。

 

もう、その子とは

才能云々以前に

夢への向き合い方が全然違うんですよw

 

この子から

大きな夢や目標の叶え方を

改めて学んだ気持ちになりました。

 

話は少し変わって、

昨年、鬼滅の刃が大ヒットしましたよね。

 

このブログを見ている方の中にも

ご覧になった方が多いと思います。

 

鬼滅の刃を知っている方はご存知だと思いますが、

物語の中に

「全集中・常中」

という技術が出てきます。

 

知らない人に軽く説明すると、

まず、鬼と戦う為に、

著しく増強させた心肺により

一度に大量の酸素を血中に取り込むことで、

血管や筋肉を強化させて瞬間的に

身体能力を大幅に上昇させる

「全集中の呼吸」

と言う特殊な呼吸法があるんですね。

 

この呼吸法は体に負担が掛かり過ぎるので

基本的には戦闘時にしか使用しません。

 

ですが、この全集中の呼吸を

寝ている時も含めて四六時中行っている状態を

「全集中・常中」

といいます。

 

強大な人外の力を持つ鬼に

立ち向かう為には

必要な技術なんです。

 

もちろん、習得には

地道な訓練と才覚が必要です。

 

何を言いたいかというと、

賞を取った学生は

小説家になるための

「全集中・常中」

を毎日行っていたんだな、

ということです。

 

鬼を倒すことと

小説家になることは

全く違う目的です。

 

しかし、どちらも

常人ではなし得ない目標、

と言う点では同じではないでしょうか。

 

困難な目標に向かって

丸一日、

四六時中、

その目標に意識を向け続けるのは

なかなかできることではありません。

 

そのなかなかできないことを

やり続けて来たからこそ、

その子は小説家になれたのだと思います。

 

私は漫画家にはなれませんでした。

ですが、今新しい目標を持っています。

 

私の目標への

「全集中・常中」

を日々行って、

今度こそ、その目標を達成したい。

 

皆さんも、

皆さんの「全集中・常中」を

習得して夢を叶えていって欲しいなと思います!

 

自分の全集中・常中を習得したら

正に鬼に金棒だと思います。

 

 

鬼滅の刃だけにね!

 

 

……。

 

 

それでは今回はこの辺りで。

読んでいただきありがとうございました!

 

また次回!